紙ストローが主流になって苦しんでいる人とお話したい【あゆみんのともしび録#2】

皆さんこんにちは!あゆみです。
コラム2回目だし、小難しい教育の話をするよりかは、シンプルに私の悩みを皆さんにシェアしようと思います。

私は普通よりも「音」「匂い」「触感」に敏感です。そのせいで昔から、日常の中で不快に感じてしまうタイミングがとっても多く、辛い思いをしてきました。
例えば、小学生の時は習字の時間やテストの時間、図工の時間、体育で鉄棒をやらされた時。中学高校では、文化祭で段ボールや発泡スチロールを使って何かを作る時や、小学校と同じく授業の時間。体育の後教室に戻ってきた時のいろいろなシーブリーズが混ざった匂いなどにも悩まされた記憶があります。

黒板を爪などでキーっと引っ掻く音。あれをずっと聞き続けられる人ってあんまりいない気がします。私の場合は一般的に気にならないような音や匂い、手触りでも、黒板をひっかいた時のあの状態になる、と思ってくれれば分かりやすいかなと思います。
その場から全力で逃げたくなるんですよね……。

小学生の頃とかって特に、自分がされて嫌なこととか自分が何に対してしんどいのか、何をやめて欲しいのかがまだ分かりきってないし言語化ができていないので、しんどいことを周りにうまく伝えられません。

これは私の体験談なのですが、紙の音が嫌いであることを先生に打ち明けた時に「勉強が嫌いだからそんな症状が出ちゃってるんじゃない?」と言われたんです。
今なら「いやいやそんなことあるか!」って突っ込めるのですが当時は本当にそうなのかもしれないと思い込み、勉強を好きになろうと紙を使って勉強しながら必死に耐えていた頃がありました。
あの頃に、紙に触れるのはストレス感じるからもうiPadで勉強しよう!ってシフトチェンジできてたらどれだけ楽だったんだろうか……と思います。

今は自分の状況をきちんと認知していますし、高校を卒業してからは、強制的に紙類に触らなければならないタイミングも減ったのですが、大人になってからもしんどさは変わらずあります。

例えば、デパコス売り場を通る時や、エレベーターの中など強い匂いが漂っていたり、色々な匂いが混じり合っているところに行った時。久しぶりに会った友達が強すぎる香水をつけていた時。

それから、洗濯した後のタオルを触る時、歯磨きをする時に必ず訪れる気持ち悪さ。そして愛用しているMacBookのタッチパッドを触ること。友達の家やオフィスに遊びに行った時に床が木材だった時。旅行先の部屋がそうだった時はすごくテンションが下がります。それからグループワークで大きい模造紙を使わされる時。段ボールを開けたり運んだりしなければいけない時……。

本当に日々過ごしている中で当たり前のようにしんどい瞬間が出てくるのです。

そしてこれって1人の時はなんとか回避できることがあっても、複数人で一緒にいる時に誰にも気まずい思いをさせずに回避するのは至難の技です。

というのも、私が嫌な思いをする時、一緒にいる人に悪気が一切ないことがほとんどだからです。自分が良いと思ったから触ってみて!とかの反応は特に困ります。「こういう手触りダメなんだよね」とわざわざ言うことでもないし、今後気を使わせてしまうし……。悶々と考えて、結局我慢するという選択肢を取ってしまいます。

それから、プラスチックのストローを使うのは悪であるという風潮も私にとってはしんどいです。
プラスチックと紙どっちも選べる場合はまだいいのですが、紙を渡されてしまうと、最悪な気分で飲み物を飲まなければいけなくなります。

“環境のためにやっていること”ではありますが、それで暮らしにくくなっているのはなんかすごく違和感があります……。

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ここまで私の経験談をお話してきましたが、これを通して今日皆さんに伝えたいことは、2つ。

「自分が思いつきもしないようなところで傷ついている人がいるかもしれないから、これからはいつもよりも少しだけ周りに優しくなれたらいいね」

「社会的に善とされていることでも、それによって苦しんでいる人達がいる可能性があるから、当たり前を当たり前と思わずに疑ってみてほしい」

という話です。

私自身も、自分に余裕がない時は特に、疎かにしてしまうことがたくさんあります……まだまだです……。
でも、なんかこれをみんなで意識するだけで、今よりも少し優しい世界になる気がするんです。

それから、私のようにしんどい思いをしている人がいたら、一人で抱え込まずに、周りに自分の状況を伝えてみてください。

と言っても、きっとそれはハードルが高いと思います。
私自身も、昔からこの状況と向き合ってきたために、些細なことだから自分が我慢すればなんとかなる精神が植え付けられてしまっていました。そうなると、「こんなことで気を遣わせてしまうタイミングを作っていいのだろうか」「時間取らせてしまうよな」とか色々な考えがよぎって言えなくなってしまうのです。
伝えることが自分自身の負担になってしまったら元も子もないので、関わっている人全員に伝える必要はないと思います。

ただし、一緒にいる時間が長い相手にはちゃんと伝えたほうが楽に過ごせるようになります。
私の場合は、家族と、パートナーとインターン先の社長に伝えました。重い感じではなく、段ボールの解体作業をしていたときに「実は私、段ボール触るの苦手なんですよね……」みたいに事実ベースで。

伝えるまでは時間がかかりましたが、一度伝えてしまうと、「実はこれを触るのも苦手なんだよね〜」とか「この音もだめなんです!」とか、その後の伝えるハードルがすごく下がったんです。そのおかげで今までより仕事に集中出来る環境を作れています。

なので、自分で無理に完結しようとせずに「伝える勇気・相談する勇気」もすごく大事だなぁと思います。

これはリーダーをやっている中でもすごい感じることです。私は、周りに頼るタイプのリーダーなのですが、プライベートなことになると一気に人に頼ることが出来なくなります。不思議!!

ここら辺の話もまたどこかで出来るといいなぁ。

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次回は、lightfulを推進していくにあたってぶつかっている壁について、その壁にぶつかったことで考えたことについて、ざっくばらんにお話していこうと思ってます!

来月もまた読みにきてください!!

コラム2回目にして、頻度は1ヶ月に1回でも、コラムを書き続けるのはかなり骨が折れることに気付きました。

書く題材に悩み、書き方に悩み、着地点に悩み、書き終えるまでにすごく時間がかかりました。教育に関する専門的な知識について私が語っても意味がない気がするし、かと言ってlightfulの新規事業についての話とかはとっても長くなりそうだし……。何を書けばいいのか分からなく本当に焦りました。笑
まだ2回目なのに幸先不安………。
担当の方には心配をかけまくっているごめんなさい……笑

なんか書いて欲しいことなどあれば個別に連絡くださいね!笑
1回目の記事が出た後、個人的に感想を送ってきてくださる方々もいて、すごく嬉しかったです。お待ちしております!!

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田中 あゆみ
PROFILE_

田中 あゆみ / ライター

一般社団法人lightful代表理事

品川女子学院を卒業後、一般社団法人lightfulを発起し、1年間の浪人期間を経てデジタルハリウッド大学に入学。同大学院の佐藤昌宏教授、慶應SFCの鈴木寛教授に師事し教育の研究を行う。公教育における後進育成や労働環境をより良くしていくため、現場と人に主軸を置いたアプローチを模索中。
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