学校の中で起業家の話を。社会教育と公教育の融合を目指す産学連携プロジェクト立命館慶祥高校 RE:LEASE

RE:LEASEは、SENSE:Dが学校法人 立命館慶祥中学校・高等学校に、学校という公的教育機関に新たな学びを探求し実験していくための産学連携組織である。

日本の現代社会における学校教育がさまざまな局面で問題視されている。その一つとして、学校に所属している教師が授業の内容を考え、生徒に教える学内で完結する教育。いってしまえば、実際に学外などの社会を中心に活躍しているとは言えない教師たちが考える教育。それは社会に出て役に立つ体系的な学びとは決していえないのではないか。

さらに現状の課題として、社会の実践的な取り組みに参加したい学生は、放課後の時間を利用しプロジェクトで活動したり、長期休暇を利用した企業インターンに参加したりと学校以外の時間を使って、社会に出て得られる学びやこれからの社会や未来で必要とされる力を身につけようとしている。この課題によって、学校側がこどもたちにとって社会で活かせるような教育ができていないのではないか、こどもたちが学校教育に価値を感じていないのではないかという疑問が生まれる。

そこで、学校が社会を巻き込みながら私たちSENSE:Dとともに、さらに他の企業や行政、プレイヤーを巻き込むプロジェクトを行う「RE:LEASE」の設立に至った。こうすることで、独創性やクリエイティビティ、起業家精神などの社会で活きる力を学内で単位として履修しながら身につけることができる。

RE:LEASEでは、実際に社会で活躍している起業家やクリエイターの先輩をお招きするトークイベントや学生たちのアイデアを活かしたゼミ形式のプロジェクトコーディネートを行っていく。こうして学校という体験の場を大幅に変えていくのがこのプロジェクトである。

RE:LEASEは、公的な教育機関である学校と連携し、学内において社会に通用する学びを社会と共創しながら学校教育に新しい学びの形を探求し実験的に行っていく。